ジーフロイデ株式会社

東京板橋区板橋2-20-5-203




接合レンズのスピードアップと量産したい。
レンズ接合専用機
   CS-A3000

レンズ接合専門メーカー様のご要望を徹底的に取り入れた接合専用機です。一番の特徴の新開発されたソフトは、芯出し段階でパソコン上の十字線が自動拡大します。つまりパソコンを見ながら行う芯出し作業を非常に簡単にすることによって、スピードアップ、効率、量産を可能にしました。
高精度に接合された組レンズを基準とした高精度量産接合作業が可能となります。


接合作業では『基本玉』と呼ばれるマスターレンズを用いて作業します。
これを基にして実際のサンプルは測定機側のモニターターゲットに『浮き玉』を
追い込んで芯出しする作業となります。

しかしながら従来の偏芯顕微鏡ではアライメント十字線が太く又倍率換算表を
見ながら行っています。一方ではレンズホルダーの僅かな『内径誤差』に
依って精度の高い接合作業が出来ませんでした。

CS−A3000ではこの課題を改善すべく下記コンセプトで開発致しました。


CS−A3000の主な特徴

芯出しエリア内では自動で拡大表示
上部レンズがエリア内に入ると2倍に拡大表示する
ことによって、芯出し作業を簡単になりました。


タッチパネル方式を採用し作業が簡単
画面タッチしながら設定や接合作業が出来ます。

マスターレンズでの[中心点]をデジタル設定
位置を決めたらパネルをタッチして設定します。

UV仮硬化後の確認測定が可能
測定は左右の振れ幅のみで測定します

芯出し作業中の偏芯量を表示
作業中の偏芯量をリアルタイムで数値表示します。

アライメント線はデジタルラインで操作
十字線の輝度ピークを「赤のデジタルライン」に変換。

許容値エリア内で数値の色が変わる
接合の「合格基準」が色変化で分かります。

拡大表示



この装置のデビューに依って
従来のレンズ接合作業は飛躍的に改善します。
実際の作業手順の画像を下記に示します。

レンズ接合専用機『CS−A3000』に、どうぞご期待下さい!




接合手順


先ずCS−A1100で高精度接合されたマスターレンズを用意します。
(今回は4秒です)


このマスターレンズを用いてCS−A3000の画面上で<基準点>を設定します。


決定画面を開きます。


基準点を設定しました。


接合許容値を設定(分)します。


接合許容値を設定(秒)します。
※30秒で設定しました。


実際のサンプルを乗せます。


浮き玉を<芯出しエリア(5分)>に入れます。(赤で表示

※画面は自動で2倍表示されます。ここがCS−A3000の大きな特徴です。見たい部分のみ拡大され精度の高い接合作業が可能となります。


浮き玉を<許容値エリア>に入れます。(水色で表示

※ここでの表示数は基準点からの距離です。つまり許容値(直径)の半分なのでこの場合30秒以内としたので15秒以下になると青字で表示されます。


UV照射後、回転させて偏芯量を確認

マスターレンズに関して

精度の低いマスターレンズを用いると接合精度は落ちます。
下記はその事例です。


偏芯誤差26秒の組レンズをマスターとして用います。


許容値は30秒としました。左画面は半分の15秒以下まで近づけたので青字で<合格>の表示がなされます。高精度マスターであれば接合精度は26秒前後となる筈です。


実際に回転させて測定するとスペックオーバーとなってしまいます。

高精度測定に関して

上記よりマスターレンズ方式ではこの精度を上げる事が必要です。しかし数多くのマスターレンズを何個も作るのは中々大変ですし使用する中で劣化も考えられます。次に紹介する高精度測定モードではある程度の偏芯誤差のある組レンズを一旦測定し、その中心点を<基準点>とする事が出来ます。得られる結果は高精度マスターとほぼ同じとなります。


偏芯誤差37秒の組レンズをマスターとして用います。


高精度測定モードを設定し基準点設定を行います。ここで回転させると幅と横で偏芯量を測定しその交点を基準点と設定します。


サンプルに置き換え13秒まで近づけました。ここで実際回せば26秒前後となる筈です。


測定結果は27秒です。高精度マスターとほぼ同じ結果が得られました。

特別オプション

接合用専用ホルダー(オプション)

ホルダーの内径誤差を極めて小さくする為の2ピン式レンズホルダーとレンズを安定させる為のバキューム吸引式のユニットです。



専用モーターステージ(RS−8)


下部レンズのみをモーター回転させ、正確な偏芯測定が可能です。

本体チルト機構


ステージ面の水平出しに便利です。

仕 様

※上記仕様に関しては予告なく変更する場合があります。
測定方式
透過式偏芯測定機
測定範囲
レンズ有効径Φ3mm以上、バックフォーカス±3mm以上〜±∞まで
※補正レンズを必要とする場合があります。
USBカメラ
白黒1/2インチUSBカメラ
電源
ACアダプター 入力AC100V〜240V 
50/60Hz 出力DC12V1.5A
寸法
333(H)×255(D)×155(W)mm(本体のみ)
質量
4kg(本体のみ)
標準構成品
本体、PC,タッチパネルモニター、専用解析ソフト(ASOPT3000)
ACアダプター、ダストカバー、補正レンズ
特別付属品
各種回転ステージ、バキューム付2ピンホルダー、本体チルト機構、
校正用ウェッジマスター原器、UVファイバーホルダー、
その他特注ホルダーも制作致します。
料金についてはお問い合わせ下さい。

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