光学レンズを全体性能を出す為のエレメントとするには、下記3項目を調べる必要
があります。
1)面形状とその精度
2)偏芯量
3)肉厚量
これらを測る測定機はご存知の通り、1)は干渉計、2)は偏芯測定機です。
3)の肉厚はどうでしょうか?測定箇所は1ヵ所のみです。
デジタルノギスでは正確な肉厚は測れません。又何度も測ればレンズのど真ん中に
傷が付いてしまいます・・・。
本装置誕生の背景はここです。
レンズ肉厚は正確に測る事が極めて難しい対象です。このCT-gaugeでは正確性を
目的として製品化しました。測定方法としては、
1)サンプルに対し測定光を垂直入射させる
2)頂点検出はこの状態のままサンプルステージ側をXYスキャンする
3)3D解析から肉厚を自動検出
さらにはその正確性を示すエビデンス(実証)の研究も重ね、サブミクロン精度
を達成しました。
尚、測定時間は条件設定次第です凡そ10~30秒程度です。
◆装置概要と動作原理の詳しい説明は
こちら
◆メカ機能とソフト機能の詳しい説明は
こちら
※1 動画はこのページの下方にあります
※2 お客様によっては正確性より測定時間短縮のご要望があります。
これに対しては別途高速測定仕様の開発も進めております。乞うご期待を!
大口径仕様(最大φ400mm)も承ります。大口径はRが長くスキャン式は不要と判断し、測定は外形センタリング方式です。
この大口径仕様は製造ラインで運用出来る様、レンズ情報を予め入力し測定開始ボタン操作だけで迅速な測定が可能となっています。
次は大口径と真逆の測定ご要望です。小さいφはどこまで可能か?
最小φ3mmのニーズがあり、これもクリアしました!
※但しこのサイズは専用機が望まれます。
CT-gauge,日々進化しています。乞うご期待下さい!

出力事例(画像をクリックして下さい。拡大します)
レンズの必須評価項目には ・面形状 ・透過波面 ・偏芯等があります。 そして、もう一つ重要な項目に中心厚があります。 特に最近のレンズ硝材は柔らかい素材が多用され接触式では傷の懸念があります。そして今この装置が注目される分野が2つあります。
1.半導体露光機用の大型レンズ
2.自動運転技術の進化に伴う監視カメラ用レンズ
これらのレンズ性能には他分野のレンズより一段上の性能が求められます。肉厚誤差は周辺ボケの要因になり又ΔH(凹み量)測定に関しては、未だにデプスゲージという『接触式で触りながら最大量を探す』手段しかありません。これを解決した本装置の動作原理が下記です。
※画像をクリックして下さい。拡大します。
弊社では非接触による中心厚に着眼し、センサーメーカー様とシステム設計メーカー様(エ・モーションシステム㈱様)の協力を仰ぎ、中心肉厚を非接触でしかも<探して測る>装置をを完成しました。この装置の登場でこれまで正確に測定出来なかった『中心厚』が測定可能となります。 詳しくは
こちらまで。
レンズ接合用電子制御式芯出し装置(型式:UPA) 発売開始!
光学レンズの貼り合わせ作業は中々難しいです。特にΦ20mm以下ともなるとレンズに触れただけで偏芯測定機の像が大きくズレてしまい作業が極めて困難です。 この難題を解決する方法は無いのか?マイクロで出来ないか? 作業現場からはこんな声を良く聴きますが決定版がありませんでした。
待望の装置、遂に完成です。超音波モータというサブミクロンの位置制御が可能なアクチュエーターを駆使し、手動では到底不可能な芯出し作業をこなします。 名称を『
UPA(Ultrasonic Precision Aliner)』と命名しました。
どうぞご欄下さい。詳しくは
こちらです。
弊社は、様々なレンズの偏心測定機を取り扱いしております。
各レンズ偏芯測定機、光軸厚み測定機の詳細は「製品案内」ページへ
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