本装置はメーカーの意向により極力多くのレンズや光学系に使える様工夫改良を重ねて
おります。又ステージ関係も改良中です。今回のバージョンアップはソフトウエアと本体機
構関係の双方です。詳細は下記をご欄下さい。
解析ソフトウエア関係(Ver1.3→ASOPT1 Ver2)
このソフトの名称を<ASOPT>としました。透過型用の解析ソフトは<ASOPT1>です。
改良箇所は下記の通りです。
1)操作関係
・入力した測定者とレンズ名は記憶され、次回からはリスト選択すればOK
・許容値や測定回数などの数値入力をマウス操作で変更できる
・結果リストをクリアできる
2)測定関係
・スケール位置を変える事が出来る
→自動測定円の中心(自動測定の結果が表示されている時)、クロスラインの交点、画像の中心
・手動測定
→従来の左端・右端を指定する方法と自動的に左端・右端を検出する方法とが選べる
・画面サイズに『200%』を追加
・測定結果のグラフィックスを消去出来る
・測定タブ、ステータスバーを非表示に出来る
→画面全体を測定画像にする事が出来る
3)設定関係
・画像の向きを『左右反転』、『上下反転』、『上下左右反転』に出来る
・芯出スケールを任意の値に設定出来る。又表示/非表示が出来る
・グラフィックスの色を変更出来る
・測定点の形状を変更出来る(X + ・ ○)
・日本語/英語の切り替えがソフト上で可能
4)その他
・CSVファイルに出力するデータに次の項目を追加。分析作業が容易に出来る
→偏芯角を秒で表した値、自動測定分布の標準偏差
・Windows7(32ビット/64ビット)対応。対応OSはWindowsXP,Vista、7
・従来のソフト(Ver1.3)と独立して使用可能
<軌跡マークの変更に付いて>
同一条件で測定した新旧比較です。測定値は共に39秒です。
測定点がXマークからX,+、ドット(大小)の4パターンに変更可能となりました。これに依って測定軌跡がさらに明瞭になりました。(※画面をクリックすると拡大表示されます)
旧ソフト画像(Ver1.3)のXマーク軌跡
新開発ソフト(ver2.0)のドット(小)マークの軌跡
<フル画面表示に付いて>
測定画面をPC全面サイズで表示が出来ます。
※画面をクリックすると拡大表示されます。
全画面表示
<画像反転機能に付いて>
レンズの移動方向とPC画面上の動きをそろえる事が出来る様になりました。
接合作業ではより便利な機能です。
<芯出しスケール幅の変更に付いて>
従来15秒と30秒で固定だった芯出し作業用の十字スケールの幅を任意の値に変更出来る様になりました。許容値(黄色線)、第一スケール(緑線内側)、第二スケール(緑線外側)の3つ独立の設定が可能です。
※画面をクリックすると拡大表示されます。
右画面は実際測定した<測定円中央>に芯出しスケールを乗せた画像です。
この例では、
・測定円(白円):測定時41秒
・第一スケール(緑内側):15秒
・第二スケール(緑外側):45秒
となっています。この線幅の<範囲内>に収まる様に貼り合わせの上側レンズを調芯します。実際の調芯精度は製品レベルによって異なるのでこのスケール幅が変えられる様にしました。
又表示もPCフル画面サイズに出来ます(右上例)のでこれまで困難だった調芯作業がやり易くなります。
十字線を測定円中央へ(PCフル画面表示)
上記画像拡大
下記の例は実際の芯出し作業の前後の様子を示しています。左図は作業前で偏芯1分25秒の状態です。上側のレンズを動かして赤のクロスラインを測定円中心(+マーク)目がけて芯出しします。右は作業完了後の状態で値は5秒となりました。
1分25秒の状態
芯出し追い込み完了後(5秒)
1)本体ステージを『クランプロック式』に改良
→従来やや手間の掛った手動3本爪ステージとモーターステージの交換がネジロック2ヶ所のみで
容易に交換が可能となりました。
2)UVカットフィルターを本体内蔵へ
3)本体高さを約40mmアップ
→完成鏡筒測定要望に答えてステージからヘッドの間隔を拡大しました。
4)スイッチBOX
→モーターステージ操作で必要なバキュームのON/OFFやモータースピード操作を専用
BOXで操作可能にしました。
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